ITEM INFO

セット内容 馬毛ブラシ(A)
化繊ブラシ(B)
塗布用ブラシ(C)
リムーバークロス(D)
ポリッシングコットン(E)
デリケートクリーム(F)
シュー・クリーム(G)
グローブクロス(H)
靴べら(I)
ステインクレンジングウォーター(J)
クリームエッセンシャル・ミニ(K)

メインイメージ

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革靴のもつ風合いを末永く保つためのメンテナンスキット

イタリア・トスカーナ地方には、古くから続く世界的な牛革素材のタンナーが多くあることで知られている。そのタンナーに向けて卸され、革のプロが認めるレザーケアクリームのブランドがある。それが「エム・モゥブレィ」だ。R&D社が展開しており、当店では、すでに靴と革小物に幅広く対応する「シューケア&レザーケアキット」を販売している。

今回は靴のメンテナンスに特化したコンパクトなセット「ビジネスシューケアセット ベーシック」をご用意した。このセットにはシューケアには欠かせない次の5つが同梱されている。

  • 革を傷めずに汚れを落とす「ステインクレンジングウォーター」
  • 擦り傷を覆って素材の色を補う「シュー・クリーム」
  • 繊細な皮革素材にも対応する革保湿クリーム「デリケートクリーム」などの保湿用クリーム類
  • 3種のブラシ
  • 仕上げを施すクロス類

バッグや財布に比べて靴は風雨にさらされ続け、また履いている人の体重がかかることから、皮革素材がよりタフな状況に置かれる。きちんとしたメンテナンスを定期的に行うことで、靴の寿命は大きく変わるのだ。このキットはメンテナンスに必要なクリーム類だけでなく、作業の段階ごとに最適なブラシやクロスの類いまでひと通りをそろえている。後述する各アイテムの解説を参照していただければ、本キットが細やかなメンテナンスに必要なアイテムを幅広く取りそろえているのがわかるだろう。

ちなみに靴専用の「シュー・クリーム」以外のアイテムは靴だけでなく、財布やバッグ、ベルトなどの革小物のケアにも利用できる。革製品のメンテナンスに関する入門用キットとして、また、心ばかりの贈り物としても最適なパッケージだ。またキットを収納するツールボックスがグレードアップし、内容もさらに充実させた「ビジネスシューケアセット デラックス」も同時にご用意。ぜひそちらもチェックしてみて欲しい。

革靴のメンテナンスに必要なアイテムをセットに

この「ビジネスシューケアセット ベーシック」には以下のアイテムが含まれている。
馬毛ブラシ

表面に付着したホコリを落とすためのブラシ。ホコリがキズの原因とならないよう、各種のトリートメントを施す前に、毛質の柔らかいこのブラシで全体をブラッシングする。

化繊ブラシ

塗布用ブラシで革の表面に塗布したトリートメント剤を広く均一に塗り広げ、なじませていくためのブラシ。毛の弾力を活かしつつ、大きく動かしてなじませるのがコツ。

塗布用ブラシ

各種トリートメント剤を瓶からすくい取るためのブラシ。トリートメント剤は着けすぎるのもよくない。小さなヘッドは瓶から適量をすくい取るのに最適な形状をしている。

ステインクレンジングウォーター

革の汚れがひどいときに用いる汚れ落とし。ほのかな柑橘系の香りで革に優しい素材だけで作られているが、水分に弱い素材に用いるときには適量を保って使用する。

デリケートクリーム

ソフトレザー用の保革栄養クリーム。M.MOWBRAYのクリームのなかでは含有水分量が比較的多めで、ツヤのない自然な仕上がりを持つ素材には最適な製品。

シュー・クリーム

乳化性タイプの靴クリーム。革に栄養と潤いを与え、適度なツヤを保つことができる。黒の染料が配合されているので、白く浮き出た擦りキズになじみ、色を補えるのもポイント。

クリームエッセンシャル・ミニ

ローションタイプなので広い面に塗り広げやすく、表面に付着した汚れを落とし、また皮革素材に潤いと栄養を与え、自然なツヤを出す。配合された動物性油脂が柔軟性を維持する役目も持つ。

グローブクロス

シュー・クリームを塗布した後など、最後の仕上げに使うミトン形状のクロス。余分なクリームを拭き取り、ツヤを出す。ミトン形状なので手を汚すことなく、広い範囲を拭くのに最適

リムーバークロス

ステインクレンジングウォーターを使って汚れを落とすときに用いるクリーニング用クロス。綿100%なので、クロス自体が汚れてきたら水や中性洗剤で洗うこともできる。

ポリッシングコットン

両面を起毛させた靴磨き用のクロスで、余分なクリームを拭き取り、ツヤを出すのに使う。広い面はグローブクロス、細かい部分はこのポリッシングコットンと使い分けると便利。

靴べら

靴を履く際に用いることで靴の型崩れを防ぎ、縫製に無理をかけることがない。そのため、結果的に靴の寿命を延ばすことができる。

大きさは手のひらより少々大きいくらいのコンパクトさ。小さめの下足箱にも余裕で入る。

「ビジネスシューケアセット ベーシック」を用いた革靴のメンテナンス

汚れを落としてクリーム類で革に潤いを与え、キズのケアをしたあとで、最後に余分なクリームを拭き取ってツヤを出す。というのが大まかな流れ。これは靴も革小物も変わらない。

1. ホコリを払う

まずは馬毛ブラシを使い、全体をブラッシング。細かいシボや溝、ステッチなどに入り込んだ砂やホコリを払う。

2. 汚れ落とし

リムーバークロスにステインクレンジングウォーターを少量染み込ませ、靴に付着した汚れや古いクリームを落とす。

3. デリケートクリームを塗布

細長い塗布用ブラシでデリケートクリームを少量取り、傷みやすい踵とつま先から全体に塗り広げていく。このとき、一度にクリームを多くつけすぎないことが大切。米粒2、3粒くらいの分量が目安だ。足らないときは数でフォローする。

4. 化繊ブラシでなじませる

クリームを全体に塗り終わったら、化繊ブラシで全体をブラッシングして、クリームをなじませていく。ブラシは大きく動かすこと。この時点ではまだツヤがなく、革もくすんだ状態で問題ない。

5. シュー・クリームを塗布

塗布用ブラシにシュー・クリームを少量取り、つま先と踵から全体へと塗り広げていく。デリケートクリームと同様、これも一度に多く塗りすぎないこと。また、サイドの部分など、キズが目立つところにはある程度しっかりと塗っておく。

6. 化繊ブラシでなじませる

デリケートクリームのときと同じように、化繊ブラシを使って全体をブラッシングし、クリームを全体になじませていく。このときもブラシは大きく動かすことがポイント。

7. グローブクロスで仕上げの磨き

グローブクロスを使って、全体をこすって磨き上げる。細かな部分はポリッシングコットンを使うとやりやすい。これもまた手の動きをなるべく大きくするほうがいい。素材が持つツヤが甦ったら、作業は終了だ。

上手に磨き上げる作業のコツとしては、クリーム類を一度に多く取りすぎないことと、ブラッシングの手の動きはなるべく大きくすることが挙げられる。クリームを塗りすぎると拭き取る手間が増え、ツヤを出すのに時間がかかってしまう。また、手の動きはなるべく大きくするほうが革を傷めず、仕上がりが均一になる。

脂分を補って乾燥を防ぎ、耐水性を高める

牛や馬など哺乳動物の皮膚からつくられる革製品は、人間の肌と似通った組成。よって、革製品に「乾燥」は大敵だ。人の体重を地面と接する部分で支え、風雨にさらされ続ける靴の場合、そのメンテナンスの重要性はさらに増す。油脂分が切れて乾燥するとキズも付きやすくなるからだ。深刻なダメージを与えてしまうことのないよう、バッグや財布といった小物類よりも高い頻度で定期的なメンテナンスを行いたい。

ちなみに磨き終えてもツヤがいまひとつという場合、原因の多くはクリーム類のつけすぎであることが多い。含浸してくすんでしまうのだ。塗布用ブラシに取る量は極力少なく抑え、一度に塗る量を控えること。足りないと思えば、何回か数を重ねて補っていくのが重要だ。クリームをつけすぎてしまった場合は、拭き取ることと、から拭きをより丹念に行うことでフォローする。何よりブラッシングが重要なのだ。

なお、M.MOWBRAYの発売元であるR&Dの広報、上野哲さんに「ビジネスシューケアセット ベーシック」の使い方を実演していただいた。詳しい手順などはぜひ動画を参照して欲しい