BRAND

レディオアオーダー

abrAsus アブラサス

アブラサス製品をデザインするのは、元ベンチャーキャピタリストの南 和繁氏。その設計は精緻を極め、縫い目が0.3ミリほどずれただけで、使用感が損なわれるという。裁断から縫製、仕上げまでを担う職人の技術なくして同社の製品は存在し得ない。バッグやステーショナリーなども展開している。

ITEM INFO

サイズ W95×H98×D7mm
重さ 42g
カラー ワイン、ネイビー、オレンジ
備考 カード収納可能枚数:5枚

メインイメージ

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特有の “トラ”柄を活かす!熟練技能者の裁断技

キャッシュカードにクレジットカード、保険証や診察券にポイントカード……。年々増えるカード類は、財布を肥大化させる大きな要因だ。この問題を根本的に解決したのが、ホン・モノ・ケイカクでもバックオーダーが絶えないアブラサスの名作「薄い財布」。二つ折り財布ながら実使用時の厚さはわずか約13㎜で、カードポケットに収まるカードは5枚まで、小銭収納部に入る硬貨は計999円までと、大胆に割り切ることで薄さを極めている。今回はこのコンパクト財布を、ベルギー産の極上艶革「ルガート」でリメイクした。本品をカタチにする上で最も神経をすり減らした作業が、革の裁断。ルガートは“トラ”が特徴的な革。ムラが多く安定しないため通常は避ける部分だが、その美しさを財布に宿すべく企画された。しかしやみくもに裁ってしまっては、独特の美しさが台なしになる。そこで、財布の顔になる部分には“トラ”が斜めに入るよう裁断。縦や横に走る柄では財布がゆがんで見える恐れがあるが、斜め柄をルールとしたことでデザインの安定化に成功した。また、元の革はおよそA4サイズ大の1枚革で作られており、財布のパーツとしてはかなり大きめ。そのため、革を無駄なく、かつ美しい柄に裁断できる熟練技能者の技なしには、決して実現しなかった。極限の薄さからくるクセになる機能美と、革特有の艶やかさを、ぜひ堪能して欲しい。

DETAIL

一般的な二つ折り財布は、重なる革の枚数が10〜20枚にもなるが、本作では最大5枚へとスリム化。また、カード収納部とコイン収納部とが重ならないように工夫し、厚さ約13㎜を実現。
紙幣を押さえる三角の切り込み部分にポケットを用意。カギやお守り、いざというときのための紙幣などを入れておけるので、外出時はポケットの中が整理された状態で出掛けられる。
ポケットの裏面には、カードや紙幣を出し入れしやすいよう、滑りを考慮した加工を施している。本品は単に薄いだけでなく、こうした日常の実用性にもこだわった秀逸財布なのだ。
500円玉1枚、100円玉4枚、50円玉1枚、10円玉4枚、5円玉1枚、1円玉4枚の計15枚、つまり999円がぴったり収まる硬貨収納部。ポケットを浅く設計し、小銭を取り出しやすくした。
驚異的な薄さを実現しながら、5枚のカードと、紙幣や硬貨をしっかり収納できる。革が重なる枚数を減らし、最小限のパーツで構成したほか、縫い目を極力減らすなど、随所に工夫が息づく。

MATERIAL

天然のシワが得も言われぬ模様を描く傑作牛革
本品に採用した「ルガート」は、1873年設立のベルギー唯一のタンナー、タンナリー・マズール社(Tannerie Masure)が提供する牛ショルダー革。最大の特徴は、牛が頻繁に動かす首から背中、足にかけて走る独特の模様“トラ”で、その濃淡が革の表情を絶妙に変える。また“トラ”の模様は完全に一致することがないため、本品も商品ごとに異なる表情を示す。さらに、きめ細やかで艶やかな仕上がり、そして、丈夫さと耐久性に優れる点もルガートの魅力。生産過程でたっぷりと加脂してあるため、使い込むほどに経年変化によって生じる深い艶を楽しめる。まさに、革好きにはたまらない傑作牛革といえよう。

MANUFACTURE

四国の皮職人が魅せる!難易度の高い裁断が生み出す個性
ユニークな発想で財布に変革をもたらすデザイナー・南 和繁氏の斬新なアイデアを製品へと昇華させるのは、長年、革小物に携わってきた四国の熟練技能者。革の裁断から縫製に至るまで、随所に技が光る。5枚のカードと999円分のコインを収めた際の絶妙なクリアランスなど、徹底的に計算し尽くされたデザインは、一流の技あってこそ実現する。
極限の薄さを実現するために、革の裁断から縫製まで、各工程で精緻な作業が求められる。デザイナーの南氏によると「縫い目が0.3㎜ズレただけでも、この製品は成立しない」のだとか。

■ルガートのトラ文様について

本商品で採用している「ルガート」は、ベルギー産の牛革で、「トラ」と呼ばれる模様が特徴です。トラとは、牛が生きている時によく動かす首から、足、背中にかけてはしる皺の跡です。一般の商品では、このトラのあるところと、ないところで革の表情が変わり、製品ムラを避けるため、トラ部分を使わないことが多いです。しかし、このトラこそ牛が生きていた証であり、皮から革へ丁寧に仕上げる過程で生まれる、美しい表情だと考えています。


牛のショルダー(首〜肩にかけての革)革であるルガートには、トラが革の中央に大きく入っています。このトラの模様の大きさや形には、個体差がかなりあります。まさに人の指紋と同じように、完全に同じものはありません。もちろん、このトラが薄くなっていたり、まったくない部分も含まれています。商品の特性上、これらの部分や模様をお客様の方でお選びすることはできませんが、革のクオリティは一定したものですので、ご安心してお使いいただけます。


トラ部分で作った財布は、躍動感のあるトラが柄のように映えます。逆にトラの無い財布は、丁寧に染め上げた色の美しさを存分にお楽しみいただけます。生命が作り出した美しい質感と、個体差のある革の美しさをぜひお楽しみください。


ちなみにワインやオレンジの明るめのカラーは、トラが比較的はっきりと見える傾向があります。逆にネイビーはトラが沈むような形で控えめな主張となります。お選びいただく際の参考にしていただければ幸いです。