BRAND

UKシェルコードバン薄マチファスナー 長財布「グロス」

Cramp クランプ

小野勝久氏が代表を務めるクランプは、池之端銀革店を母体とするブランド。ヘビーウエイトレザーを用いたベルトを中心に、素材の風合いをいかした製品を作り続けている。コインケースが独立して使える二つ折り財布など、独自の視点でデザインされたアイテムも多く、その技術やアイデアは多くの熱烈なファンを生んでいる。

ITEM INFO

UKシェルコードバン薄マチファスナー 長財布「グロス」

サイズ W178×H95×D20mm
重さ 142g
カラー ブラック、チョコ、ネイビー、クラレット
素材 コードバン
発売日 2015.2.24
備考

カード収納枚数:8枚

商品掲載雑誌

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2015年4月号

雑誌

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ポケットを膨らませない超薄マチシェルコードバン長財布

 馬のお尻の部分から採れる高級革・コードバン。中心にある丈夫で滑らかな繊維質「コードバン層」を、革の裏側から削り出して作られる高級皮革だ。頑丈なことから、高級紳士靴やバッグ、ランドセルに用いられることが多い。

 近年、その需要はどんどん高まっているのだが、原皮からコードバンを作れるタンナーは現在世界にほんの数社しか存在しない。そんな状況のなか、少数生産ながら一世紀もの間、変わらぬ技法で静かにコードバンを作り続けているのが、英国の老舗タンナー、クレイトン社だ。原皮は豊かなコードバン層を持つアイルランドとスコットランドの農耕馬から採れたもの。時間をかけてピット槽で丁寧になめされ出荷される。すべての革が「Aランク」指定という高い品質を誇る。

  この薄財布「グロス」には、日本ではまだ希少なこのクレイトンのコードバンを表革全面に使用。外革の縫製箇所を激減させる発想の転換によって、驚きの薄さを実現している。同時に、コードバンの持つ美しさと手触りを、最大限に味わえるものに仕上げた。無論、実用上、必要十分なカードや硬貨を収納する能力も持つ。ジャケットの内ポケットやパンツのポケットを膨らませることなく、上品さを演出するアイテムだ。

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縫い代を一辺にまとめることで、コードバンの丈夫さと美しさを生かしつつ、厚みを抑えることに成功している。L字ファスナーで開閉しやすく、中身の視認性も高い。

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コイン収納部の両脇は横向きに、それ以外の部分には縦向きのカード収納部を装備。カードの取り出しやすさも良好だ。縦向き収納部の底辺を縫わないのは、厚みを抑える工夫。

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中央のコイン収納部は容積も十二分。しかしこれは、硬貨をよりたくさん入れるためというよりも、広い面積に分散させて、厚く膨らむことを防ぐ意味も込められた構造である。

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使用感を損なわない極限まで切り詰めたサイズ。全パーツが研磨されたYKKの最上級ファスナー「エクセラ」の採用で、引っかかることなくするりとポケットに収まるのだ。

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高貴さ漂う深淵な艶と
美しい「微ムラ」を生む175年の技術力
創業175年という長い歴史を誇る老舗であるクレイトンは、ロンドンの北西ダービーシャー州チェスターフィールドに社を構える。いまでこそブライドルレザー専門メーカーのように思われているが、一世紀近くコードバンも生産している。近年の需要の高まりを受け、その生産を強化させたのだ。長い歴史で培われた技術力は確かである。

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内革には植物タンニンのピット槽に漬け込み、3週間かけてなめす国内屈指のヌメ革・栃木レザーのオイル仕上げを使用。コードバンとのバランスが良い張り感で、手触りも抜群。

MANUFACTURE

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光り輝く結合部のコバは、長い時間と手間をかけ、職人の手と木製器具でひとつひとつ磨く。樹脂を盛って手軽に処理したのと違い、経年変化により深い味わいが出てくるのだ。
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磨かれたコバの美しさは、クランプのアイデンティティ。「グロス」は独特の構造を持たせたことで、そのコバが強い主張を放つという副産物を得ている。入念な磨きで判別は不可能だが、コバの部分には、何と8枚もの革が縫い合わされている。