2017/08/09

ホンモノ素材辞典vol.7 ◆天然藍染めが生み出す唯一無二の魅力・スクモレザー

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 ホン・モノ・ケイカクで取り扱う製品に用いられている「素材」に注目し、その魅力に迫る素材辞典。今回ご紹介するのは、当店が扱う素材の中でも抜群の個性と希少性を誇る「スクモレザー」です。

職人技のバトンリレーで生まれる究極の藍染革

 スクモレザー最大の特長は、なんといっても濃淡さまざまな表情を見せる藍の色。その唯一無二の美しさは、染めに使われる藍の育成から染料の生成、染色、そしてなめしに至るまで、複数の職人がそれぞれの持てる技を注ぎ込むことにより生み出されます。
 その名に冠された「蒅(すくも)」とは、国選定無形文化財に指定されている徳島県の阿波藍で作られた天然の染料のこと。現在、わずか5軒しかない阿波藍師のひとりである外山良治氏が、自身の畑で育てた藍の葉を約600年続く伝統の製法で乾燥・発酵・熟成させて作り上げます。
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 その希少な染料と、着物の染色に使われる「天然灰汁建本藍染」という伝統的かつ手間のかかる技法を用いて革を染めるのが、京都にある浅井ローケツ二代目・浅井直幸氏。染め上がった革には、兵庫県・龍野のタンナーによって特殊な仕上げ加工が施され、ようやく鮮やかな藍色を纏った最上級の皮革素材「スクモレザー」として、世に送り出されていくのです。
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海外ブランドも魅了する美しきメイド・イン・ジャパン

 スクモレザーのカラーバリエーションは、濃淡のグラデーションを織りなす全8色。もっとも色味の濃い「留紺(とめこん)」から、藍の瓶にわずかに浸したくらいの薄い色味の「瓶覗(かめのぞき)」まで、それぞれに日本語の色名が付けられています。さらにデザインレザーとして、伝統的な技法である「絞り染め」「ローケツ染め」が施されたものもラインナップには並んでいます。
 当店でも、江戸時代に熨斗目(のしめ)模様に使われた藍色「のしめ」、ローケツ染めによって舞い散る雪を表現した「ふぶき」などを採り入れた製品を取り扱っています。

■クランプ
天然本藍染 薄長財布「JAPAN BLUE」
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■クランプ
天然本藍染 極小財布「JAPAN BLUE mini」
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■ブルーストーン
スクモレザー別注「AI-FUBUKI」
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 他の皮革素材とは一線を画す、鮮やかで深みのある色合いと個性的な染めのパターン。その美しさで、最上級の素材しか取り扱わない海外ブランドをも魅了するスクモレザーは、まさに世界に誇れる純国産皮革素材なのです。